マーキーズシェイプ ダイヤモンド リング アルテミスの矢
トータルで約1.85ct、センターストーンは1.35ctのマーキーズシェイプのダイヤモンドをセットした
とても珍しいアンティークリングです。
このような大きさのあるマーキーズシェイプのダイヤモンドをセットしたリングは
モダンジュエリーではよく見られるデザインですが、
アンティークジュエリーではとても珍しいものになるのです。
ダイヤモンドはインクルージョンが見られず、
驚くほどにピュアで透明感があり、石の色も素晴らしく澄んでいます。
これほどの大きさのダイヤモンドを用意するには
もともとのダイヤモンドの原石も大きなものが必要ですし、
さらに大きさだけではなく、
ピュアで透明度も高いダイヤモンドですから
本当に質の良いダイヤモンドを手に入れて
その石の大きさをできるだけ生かして、ピュアな部分のみを選んで
贅沢なカットに整えたことがわかります。
ピュアな部分を意識的に選んでカットしてあるので、
縦の長さに比べて石の奥行きはやや控えめのバランスなので
ダイヤモンドを表からみると裏面の細かなカット面が分かり、
石の中で銀色の鏡が無数に閉じ込められ、互いを反射しあっているようで
視覚的にとても面白く、インクルージョンのないダイヤモンドの
澄んだ透明感が大変引き立っています。
全てが計算された現代のカットとは違い、ややラフなカットが
まるで太古の昔に処女神アルテミス神が使っていた弓矢の矢尻のようで
ドラマティックなダイヤモンドです。
シャンクにはキュッとひねったような装飾が施されています、
この指輪はとても愛されて元の持ち主の指を飾っていたようで
若干の磨耗がシャンクに見られます。
側面のベゼルに沿った繊細な彫金もアンティークらしくて綺麗です。
作品動画