18世紀 母への感謝のミニアチュールリング
まるで絵画のように素晴らしいクオリティの18世紀のミニアチュールリング。
八角形のベゼルの中にシックなマロン色の濃淡で
森の中にいる女性と子供が淡く繊細に描かれています。
どのくらい細いかは一円玉と比較して並べると、
このミニアチュールがいかに細かく描かれて
クオリティが高いか分かって頂けると思います(^-^)
ミニアチュールにも出来不出来があり、
鑑賞に耐えらえないほど荒いものもありますが、
このリングは指にはめていると、
美しいミニアチュールをずっと眺めてしまい、
温かで豊かな贅沢な気持ちになります、
このようなミニアチュールリングには、
繊細な感情を込めたメッセージが宿っていることが多く、
そのメッセージは言葉遊びで表現され、一見すぐにはわからないように
表現されていることもあり、18世紀の当時の人々の
感性などが感じられ、そこもまたアンティークらしい美しい魅力なのです。
ベゼルの下に AMITIE FILLIALLE と書かれていますが、
これは子から親への愛を表しています。
そして、よく見ると右上に鳥がいますが、
これはペリカン、
これはペリカンが自分の胸をよくつついていることから
自分の血を犠牲にして子に与えて子育てをすると考えられており、
ペリカンは母性の象徴とされているのです。
このリングは、自分を犠牲にして子供を育ててくれた母へ
感謝の気持ちを込めて子から贈られたリングなのです。
このようなリングは本当に美しいなと思います。
このリングは18kではなく、ギルトシルバーですが、
オリジナルの状態を綺麗に保っており、
指通りが滑らかはめ心地の良いリングです。
厚みのあるガラスがはめ込まれ、ミニアチュールをしっかり
保護しています。
温かな過去の思い出を表す
優しいマロン色のミニアチュールのリング、
お母様への贈り物にも愛がこもったフランスの美しいリングは
いかがでしょうか?(^-^)