Frederic Boucheron ブシュロン グリーンマン ルビー ダイヤモンド ブローチ
パリ、ヴァンドーム広場にある5大ジュエラー、
グランサンクの一つBoucheron(ブシュロン)作の素晴らしいブローチ。
このブローチはFrederic Boucheronによって作られていますが、
彼の作品は希少です。
人の顔から枝が伸びた この不思議なモチーフは
グリーンマンと呼ばれています。
元々、グリーンマンは古い魂を宿した木の神、
真実を語る存在として信じられており、
古く中世の建築物のレリーフや柱などにも
葉で顔を覆われた顔の装飾が既に残っています。
10世紀〜12世紀頃のグリーンマンは装飾性が低いものが多かったのですが、
その後15世紀くらいにかけて表情も豊かに表現されるようになってきます。
古の木の神であるグリーンマンが時を超えて
ブシュロンという大きなメゾンで
ジュエリーのモチーフとして選ばれて華やかなブローチになっているのが
なんだか嬉しいです(笑)
このブシュロンのグリーンマンはダイヤモンドの頭飾りを身につけ、
ルビーとダイヤモンドで飾られた花が添えられ、
口からもダイヤモンドの装飾が伸びています、
目からも枝が伸びており、とても表情豊かなデザインで、
今にも植物が音を立てながら伸び続けていきそうな
雰囲気が生き生きとしていて良いですね。
よく見るとわずかに左右非対称で
キュッと作り込まれた小ぶりで可愛いらしいブローチです。
作品動画