ガリア3世紀のオールオリジナルのゴールドリング、
美術館級の逸品です。
信じられないかもしれないのですが、
これは今から約1700年も前に、現在の北フランスで作られた希少なリングなのです。
〜 パリ ルーブル美術館 〜
このような古代リングの優れた作品はパリのルーブル美術館を始め、
世界各地の美術館にも収蔵されている分野の古代の装飾品になります。
このような古代リングの殆どは、千切れていたり、潰れてしまったり、
インタリオが失われていたりするのが普通ですから、
古代のリングで、これほどまでに美しいコンディションを保っているものはほんの一握りです。
また、古代のジュエリーは青銅等が主な素材ですから、
当時希少であった金という素材をたっぷりつかった力強い作りであるのも素晴らしく、
当時のままの完璧なコンディションを保っている奇跡のリングです。
セットされているインタリオの素材はニコロに見えますが、
これはガラスの粉末を固めて、ニコロに似せて作ったグラスインタリオです。
ニコロというのは、上の写真のような、黒色と青みがかったグレーの二色の層を持つ
非加熱のオニキスのこと。
当時、この指輪が作られた土地ではニコロは産出されず、入手が極めて困難であった為に
このように、ガラスのペーストでニコロに似せた物をセットすることがあったのです。
そのようなところからも古代ジュエリーの面白さを感じます。
このような希少で美しいガリア3世紀の指輪を実際に所有して身につけることが出来るのは
大変なロマンがあります、当時、どのような人物が身につけていたのか、、、
そして現代にこうして蘇るまでの間に、どのような人の手から手へ渡ってきて、
どんなドラマがあったのか、、、
それを想像することが出来るのは本当に素晴らしいことですし、
まさに「古の宝物」だと思います。
インタリオのモチーフは美の女神アフロディーテの息子、
愛の神エロスでしょう。
金はハイキャラットゴールドで、とても純度の高い金が使われており、
約1700年分の無数の細かな傷が、表面の金の輝きを抑え
まるで内側から発光するような雰囲気があり、
古の指輪の美しさを感じさせます。
そして、素晴らしいのは、このシャンクのデザインです。
当時、愛を示すハートの概念はなかったので、
偶然にハートの形をしたシャンクなのですが、実際に身につけると大変バランスが良く収まり、
極めて古い指輪であるのに、驚くほどにモダンで洗練された美しさがあります。
サイズは11号なので、サイズの合う方であれば男性も女性もお使いになれます。