ターコイズ ダイヤモンド リング

この指輪が作られた年代は1850年頃、この年代のジュエリーの中では、
一目で分かるとても贅沢な作りです。
この年代にしては珍しく、ごろごろとしたボリュームのあるダイヤモンドが沢山留められていますが、
ダイヤモンド一つ一つにカッチリとした厚みがあり、
とにかくダイナミックな輝きが石の奥から溢れ出るように美しく、
中央にはスカイブルーのターコイズが留められているので、
まるでターコイズの泉から光が湧き出ているようなのです。
指にはめると、ずしっとした重さを感じるほどに、金もふっくらと厚みのある作りです。
金の表面には、流れるような手彫りの彫金が施されていますが、
元々それほど深い彫金ではなかったようで、うっすらとした線の彫金が隅々まで細かく彫り込まれています。
その彫金の雰囲気が、なんとなく尾形光琳の紅白梅図屏風に描かれている中央の川のような幻想的な感じがして美しいです。
金の色は明るい色でダイヤモンドやターコイズの色ともマッチしていると思います。
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作品動画