ベルエポック ブルーエナメル サファイヤ ペンダント 仕掛け付き
独創性あるデザインの素晴らしさ、一糸乱れぬ仕事の素晴らしさ、
小さくても繊細な輝きをあちこちから放つダイヤモンドと澄んだ青いサファイヤ、
常に表情を変え続けるエナメル、、、
そしてアンティークらしい驚くような隠された楽しみもあり、
すぐに買い付けたペンダントです。
全体の形、デザインの線、サファイヤの使い方を目で追っていると、
素晴しいセンスの良さを感じさせ、
この作品を作ったジュエラーの他の作品も見てみたいなと思います。
あまりの美しさにサインドピースかと思いましたが、サインは見つけられませんでした、
ただ、サインがなくても有名なジュエラーの作品ということもあるので、
どこかのメゾンの作品かもしれません。でも、サインがあった場合はお値段が跳ね上がりますから
飛び抜けて美しい作品をお求めやすい価格でご紹介できるのは嬉しいことです。

このペンダントの素晴らしさは表面だけではありません。
裏面にある仕掛けが施されているのも実にアンティークらしくて楽しいペンダントです、
その仕掛けの為に、垂れ下がるドロップ型のパーツには
両面にダイヤモンドが留められているという贅沢な作りです。

散りばめられたダイヤモンドのチラチラとした銀色の輝きを感じながら、
デザインの線を目で追っていくと、線の太さ細さの使い方、各パーツの造形、
さりげない立体感、小さなサファイヤを効果的に配置しているところなど、
計算され尽くしていて、素晴らしいです。
試しに、小さなサファイヤが使われているところを指で隠し、
もし、ここがダイヤモンドだったら?、、、、と想像してみると、
やや物足りない印象になり、要所要所をサファイヤで引き締めていることに
気がつきます。

隙間なく全面に打ち込まれたミルも大変素晴らしいです、
例えば、この小さな花のパーツの大きさは4ミリほどですが、
ここまで拡大しても乱れが見えません。
ブルーエナメルの上部が僅かに小さく欠けているように見えますが、
この部分の裏面に金具が付いており、これはペンダントの構造上必要だったもので、
実物は殆どわかりません。

このペンダントのドロップ型のパーツを引っ張ると、、、、
ペンダント裏面にセットされた丸いパーツが引き出され。
ここに、写真が両面で2枚入れられるようになっています。
仕掛けは回転するようになっていますので、同時に二枚の写真を楽しむことができます。
以前、同じ仕掛けでロニエットを見かけたことがありましたが、
このペンダントは写真を入れることができるようになっているタイプです。


美しい大きな宝石を使ったジュエリーも良いものですが、
大きな宝石を使わずとも、センスの良いデザインと素晴らしい仕事で
美しさを最大限まで引き出したような作品を見つけられると本当に嬉しいです。
作品動画