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古代美術 古代ローマ1世紀 幸運の女神フォルテュナ プラスマ インタリオ リング 

古代美術 古代ローマ1世紀 幸運の女神フォルテュナ プラスマ インタリオ リング 


幸運の女神フォルテュナのプラスマのインタリオリング。
気品のある立ち姿の女神は、細身のチュニックを身につけ、
手には豊穣の角コルヌコピアと運命の舵を持った姿で表現されています。

この黒い斑点を持つ美しい緑色の石はプラスマと呼ばれており、
古代のインタリオでは希少な石で、現代でも現存数は少なく、滅多に見られません。
やや丸い膨らみを帯びた石に、女神の細部まで彫り込まれたクオリティの高い彫刻が施され、
コンディションも良く、素晴らしい古代ローマ時代のインタリオです。

リングはモダンで、インタリオに合わせて作らせたものです。











次に、この美しい石プラスマについて
詳しくご説明いたしますね。


(古代ローマ アテナ インタリオ グリーンカルセドニー ギャラリーにて販売済)

プラスマはグリーンカルセドニーの名前です。
プラスマはギリシャ語の《prasion》に由来し、意味は《leek》ネギです。
プラスマのインタリオはとても希少で、全体のインタリオの1%〜2%程、
この緑色は、ニッケル、又は、クロミウムによるものです。



(左にインタリオはニッケルによる緑色、左のインタリオはクロミウムによる緑色です。
ギャラリーにて販売)


もし、プラスマの色がクロミウムによる緑色の場合は、
その色はエメラルドにとてもよく似た色になります。



(右 古代ローマ4世紀の力強いリングに、
クロニウムによって緑色になった1世紀のグリーンカルセドニーのインタリオがセットされています。
ギャラリーにて販売。)


古代ローマ人は、グリーンカルセドニーとエメラルドの違いを区別しておらず、クロミウムによって
色のついたグリーンカルセドニーと、本物のエメラルドは、まとめて《smaragdus》と呼ばれていました。

ですが、実際には、グリーンカルセドニーと、エメラルドは全く違う石です。
古代ローマ時代のグリーンカルセドニーはインド産の水晶系の石のことです。




また、エメラルドはベリル系です。
古代ローマ時代には、エジプト(Wadi sikait, Gebel Zubara)と、
そして、オーストリア(Habachtal)からも、もたらされた可能性があります。



(古代ローマ時代のエメラルドリング、ギャラリーにて販売。)


古代ローマ人のように、時々、現代のジュエラーもプラスマをエメラルドと間違えることがありますが、
実際には、エメラルドのインタリオは殆ど存在しておらず、世界でも本物のエメラルドのインタリオは
数例が確認されているだけです。

エメラルドのに似た色を出すクロミウムが石に存在しているかどうかは簡単に確認できますし。
グリーンカルセドニーのインルージョンも簡単に確認できますので、
エメラルドとグリーンカルセドニーの違いはすぐに分かります。



グリーンカルセドニーの典型的なインクルージョンは、
真ん中の写真の黒い斑点です。(Lisbet Thoresenより)

もし、エメラルドと思われるインタリオがあった場合は、
必ず、鑑定に出して、石を確かめなければなりません。



(グリーンカルセドニーの典型的な黒い斑点のインクルージョンが
よく出た幻想的な古代ローマのインタリオ ギャラリーにて販売)




(こちらは、本物のエメラルドに古代ローマの皇后が彫られたインタリオリング。
J・ポールゲティー美術館)




 

作品動画




 
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国 名
古代ローマ
年 代
1世紀(インタリオ) リング(モダン)
素 材
プラスマ 18k
サイズ
15号 1.4cm×1,1cm  5,3g
コンディション
素晴らしいコンディションです。

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