南イタリア ゴールド 天然真珠 ペンダント
この驚くほどに繊細なペンダントは、元々は19世紀初期に南イタリアで作られたピアスでした。
このピアスのように、1つだけでも十分に美しいものは離れ離れになっても大切にされ後世に残っていることがあり、
バラバラに売られてしまったか、壊れてしまったか、無くしてしまったか、、、今となってはわかりませんが、
このような片耳にピアスに出会うと、もう片方のピアスに何が起こったのかを想像するのも楽しいものです。
ピアスとして残っていたなら、それはそれは素晴らしいですが、
ペンダントとしても十分に美しく、稀少な19世紀初期の作品として楽しむことができます。
黒い背景ですと、形をより感じていただけると思います。
右は肌の上に乗せた写真です。
こぼれ落ちそうな程に軽やかで繊細な金細工は19世紀初期ならでは。
極小パールはわずかに揺らすだけで、一斉に囁きあうように揺れて、
このピアスが貴婦人の耳元で揺れていた日を想像させます。
小さな愛らしい小鳥の細工は極小真珠の囁きを想像させるのにぴったりの細工です、
とても小さく薄い金を使った小鳥の装飾には、細い線が無数に彫り込まれています、
写真を拡大してしまうと、それほど繊細に見えないかもしれませんが、
実物はよく目を凝らせないと見えないほどに細い線です。
随所に植物の装飾が施され、花は淡いピンクゴールド、
葉の部分は淡いグリーンゴールドで仕上げられています。
繊細な仕上がりが美しいです。
南イタリアで作られた華麗なピアスは、過ぎし日の華やかな名残を感じさせます。
驚くほどに繊細なアンティークペンダントとして残っていてくれました。
作品動画