シャルル10世時代 シトリン クロス ペンダント
黄金色に輝く大粒の稀少なシトリンのクロスペンダント。
シャルル10世時代の作品で、4石のシトリンを贅沢に美しくブリオレットカットしており、
そっと手にひらに滑らせれば、ひんやりと冷たいシトリンの中で光が遊び、
存在感のある眩いオブジェの様な佇まいに心奪われます。
シトリンのアンティークジュエリーは、
シトリンとゴールドの組み合わせが多いですが、
こちらは、ターコイズがワンポイントに使われているのも珍しいですね、
補色の関係の黄色と青色で、相性の良い色合わせが、
ワンポイントとして全体を引き締めています。

中央の両面には、花のモチーフの装飾が施されています。
あくまで、大粒のシトリンを生かしたデザインで、
装飾は小さなワンポイントに抑えられています。
羊の頭のホールマークも打ち込まれてり、
1819年〜1838年の短い間に作られたことがわかります。
〜 このクロスペンダントと同年代のパリュール 〜
このクロスペンダントは、
当時の高品質なパリュールとして作られたうちのペンダントでしょう。
他にもティアラ、バングルやネックレス、ブローチ、ピアスなどと一緒に
一つのオリジナルボックスに納められた様子が目に浮かびます。。。
このジュエリーのオリジナルの持ち主が、舞踏会などに出かける時に
そっと選んで箱から取り出し、ドレスに合わせて身につけたことを想像すると胸が躍ります。
左 クロスモチーフのジュエリーを身につけた同時代の女性の肖像
右 このペンダントが作られた年代を生きた女流詩人ジョルジュ・サンドが、クロスのペンダントを身につけている肖像

シトリンは多面的にカットされ、
石を覗き込むとそれぞれのファセットが光を石の内側に
取り込んでいるような美しさ。
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シトリンの厚みは1cmもあり、どの角度から見てもかなりのボリュームがあります。
バチカンにも繊細な金細工が施されています。
肌の上に乗せた写真
眩いばかりのシトリンが美しい高品質なシャルル10世時代のクロスペンダントです。
縦横の長さは、バランスが殆ど同じなので、宗教的なクロスが苦手な方にも
美しいジュエリーとして楽しんでいただけると思います。
作品動画