古代ローマ インタリオ リング ポトス 会えない者への愛
とても小さなサイズのシックで可愛い古代ローマのインタリオ。
艶感のあるオニキスは漆黒で、表面のみがやや霧がかったようにうっすらグレー色をしています。
小さいので目を凝らさないと彫りが見えにくいのですが、
インタリオの表面を光が反射した瞬間に古代ギリシャの神ポトスがはっきり姿を現します。
ポトスは、アフロディーテとアレスの子の一人とされ、司るものは、エロスの生への愛とは対照的に
死者への愛、会えない人への愛です。少し寂しく美しい愛を司っており、感覚的にとても美しいインタリオです。
古代ギリシャでは、エロス、ポトスは区別されていましたが、その区別も
年代を重ねるにつれて曖昧なものになり、エロスとポトスが同一の神とされる場合が
多くなっていきます。