15世紀 ポイントカットダイヤモンド リング
ダイヤモンドの結晶は6面体〜12面体をしており、
古ではダイヤモンドのカット技術が発達していなかった為に、
表面をそのまま磨いただけのダイヤモンドをピラミッドのようにセットしたリングがあります。
このポイントカットダイヤモンドのリングは本当に希少で、まず市場には出てこないリングで滅多にみることはありません。
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ポイントカットダイヤモンドリングを身につけた女性の肖像画 1460年頃 ナショナルギャラリーロンドン
Rogier van der Weyden 作
これが8面体のダイヤモンドの結晶です。

ダイヤモンドの結晶をそのまま磨いたダイヤモンドは、輝く、というよりは、
氷とも水晶とも違った硬質な透明感があり、その存在自体がとても力強く、
そこにあるだけで浄化されるようなピュアな雰囲気を感じさせます。
べゼルは、ダイヤモンドの角と角の間を広く丸く彫っており、4つ葉のクローバーのデザインです。
このデザインでポイントカットのダイヤモンドを留め、鮮やかなエナメルで彩られた作品は後の年代の
ルネサンスの作品になります。

ダイヤモンドの結晶をそのまま磨いており、先端は鋭く尖っています。
ダイヤモンドは固いので、そのままガラスに字が書けてしまうリングです。


べゼル以外のデザインはとてもシンプルですが、金を多くつかっているので、ずっしりとした重みがあり、
古のリングの中では、ダイヤモンドという素材、堅牢な作りから日常でも気にせずに楽しんで頂けるリングです。

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ご紹介している指輪と同じ15世紀のポイントカットダイヤモンドリングをご紹介致しますね。


このサファイヤのリングのみ、14世紀後期のものになります。
ポイントカットダイヤモンドは使われていませんが、べゼルのデザインがよく似ています。