18世紀 センチメンタルジュエリーリング ウェスタの巫女
古代ローマ時代、竃と家庭の処女神ウェスタに使えたウェスタの巫女がモチーフのセンチメンタルジュエリーです。
このリングは、リングが醸し出すピュアな透明感が本当に素晴らしいのですが、それは、このリングのミニアチュールが持つ意味がそう感じさせているのです。
ウェスタの巫女は、古代ローマの貴族階級の少女から選ばれ、巫女である間は処女でなければならず、また女神ウェスタの聖火を絶やさぬようにすることが最も大切な任務でした。
このセンチメンタルジュエリーの下には文字が書かれています a vous seul それは「貴方だけに」という意味です。
このリングはウェスタの巫女が守る火を愛する人への愛情として表しているのです、「貴方だけに私の愛を燃やし続けます」と
いう意味でしょうね。しかも、処女性を重んじたウェスタの巫女ですから、どこかピュアな雰囲気が漂うのです。
このようなリングは、女性から男性への贈り物だったのです。
ミニアチュールの絵もひたすらに繊細で可愛らしいです。
リングのサイドには、縫い目模様のような小さな装飾が施されています。
指にあたる部分は湾曲しいており、なめらかな着け心地です。
シャンクのデザインもシンプルですが綺麗ですね。
ETのホールマークが打ち込まれています。