アンティーク カメオ 聖母 Paul LEBAS
大変素晴らしいネオルネサンス・スタイルのストーンカメオです。
白と黒のシックな二層のアゲートが使われており、落ち着いた印象です。
彫りは繊細極まりなく、特に、半分閉じられた目や顔立ち、たっぷりとした質感の衣服に良く現れています、作者はこのカメオに繊細な印象を持たせることに強く成功しているといえるでしょう。
作者はPaul LEBAS、彼はパリサロンなどにもよく作品を出品し、ナポレオンやユージェニー皇后のカメオを製作していました。
このようなスタイルはイタリア・ルネサンス芸術のものです。セットされているフレームも彫金とハーフパールが美しいエレガントなフレームです。
黒い背景に聖母が浮き上がるような雰囲気のカメオです。彫りは非常に繊細な印象で、まるで絵画のよう。
半分閉じられた目がこのカメオをとても印象深いものにしています。
拡大図。
衣服の表現も繊細です。
優れたカメオは優れた彫刻作品ですから、見る角度によって表情を変えるのも魅力です。
斜め後ろ、、。
聖なる静けさが漂う作品です。
拡大図。
カメオは照明でこのように雰囲気がガラッと変わります、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵画のように写りました。。。
このフレームの品の良い彫金の豪華さは、このカメオの繊細さにはとても良く合ったフレームです。とても上品です。
真横。
真横。
裏面。
ご参考までに、Paul LEBAS作のカメオです。ヴィクトリア&アルバートミュージアム蔵。
イタリア、ルネサンスの聖母マリアの絵画。このような作品からこのカメオはインスピレーションを受けています。