花の女神フロラ 三層アゲート カメオ ゴールド ブローチ
濃いマロン色と象牙色のシックなモノトーンの層を持つアゲートを巧みに使って、花の女神フロラをモチーフにしたカメオ、1830年〜1850年頃のフランスの作品です。
古の彫刻作品に模倣したネオクラシックスタイルで表現された彼女は、胸元と頭に彼女のアトリビュートである花があしらわれた姿をしています。
花々の装飾は石の層を巧みに使い、濃い茶色で表現されており、象牙色の層から一段と引き立つように彫られ、遠くから見ても華やかなカメオです。
フレームの彫金の華やかさも、カメオをより引き立たせる美しいデザインです。
側面。
側面。
濃いマロン色の層を使って巧みに花の装飾が彫り分けられています。
胸元にも同様に花の装飾が表現されています。
フレームは裏面から打ち出した繊細なレポゼの技法で作られています。
少ない金の量で華やかなに見える技法です。
裏面。
ブローチピンの受けに、18kのホールマークが打ち込まれています。