カラーゴールドロケットペンダント
金で出来ているのが信じられないくらい繊細な金細工を駆使した
カラーゴールドのロケットペンダントです。
このような繊細なカラーゴールドの細工は、ルイ16世時代の美しい小箱に用いられ、
そのスタイルをペンダントとして19世紀後半に作り上げた作品です。

花の細工の拡大部分。
これだけの拡大に耐えられる金細工がいかに完成度が高いかを感じてくだされば嬉しいです。
固い金属であるのに、本物の小さな花をロケットの表面にそっと留めたような
柔らかな空気感を感じるのが素晴らしいですね。
ルーペを手に取って繊細な花の細工を覗き込めば、それはそれはマニフィックな、
神の黄金の庭のような輝く世界が広がっています。
花の回りの見事な縁取りも、びっしりと留められた天然真珠も、配置が計算され尽くしているので乱れがありません。
グリーンゴールドとイエローゴールド、ピンクゴールド、そして小さな小さなプラチナが使われています。

絵に描いたように乱れのない縁取りの細工、、、
このような手抜き一切無しのカラーゴールド金細工を駆使した作品はいかにもアンティーク!という感じで好きな作品の一つではありますが、悲しいことに年々見つけるのが困難になってきております。。
いつかは姿を消すのかと思うととっても寂しくもあります、だから良い作品を見つけると買ってしまいます。
首から下げれば、高価な宝石を使っていませんがジュエリーとして素晴らしい存在感を感じます、
アンティークの金細工の美しさをひしひしと感じる作品です。
バチカンにも美しい細工が施されているので、本体とのつながりが綺麗に感じられて
雰囲気を壊さない仕上がりです。
ゴールドのチェーンはもちろん、リボンをお使い頂いても美しいです。

控えめに整えられた裏面の細工もとてもいいですね。
この模様のパターンは18世紀の小箱に見る事ができます。
中はロケットになっており、ふっくら優しく膨らんだガラスの蓋が蝶番でセットされています。
蓋も、ガラスもピタッと閉まって気持ちのいい良い作りです。
中に大切な人の写真をいれることができます。
18kの鷲のホールマーク入り。

18世紀の美しい小箱