コンメディア・デッラルテ エナメル 超ミニチュア 万華鏡
セーヌ川沿いのアンティークフェアで見つけた、すっごく可愛いエナメルの超ミニチュア万華鏡です、大きさは約2,6cm×0,8cmになります。
女性の指の第一関節より少し長いくらいの長さしかありませんが、万華鏡としてきちんと使えるようになっています。
沢山ある作品の中でも、何か特別な雰囲気を放っていた作品です。
エナメルの絵柄があまりにも可愛すぎることに惹かれました、三日月の月明かりの下を、カラフルな衣装を身にまとった人物と愛らしい女性が歩いています、左側のドアの上には、真っ白い衣装をまとった寂しげな人物がが描かれています。。。
これは何かと調べたところ、16世紀中頃にイタリアで生まれ、16世紀〜18世紀の間に流行し、現代も続いている即興演劇のコンメディア・デッラルテがモチーフであることが分かりました。
良いジュエリーを見つけるのも嬉しいですが、このような可愛い小物を見つけるのもとても嬉しいものです。
カラフルな衣装を身につけた男性はアルレッキーノ、フランスではアルルカン、イギリスではハーレクインと呼ばれています、このカラフルな衣装は道化の起原とされています。
この三日月がすっごく可愛いですね、とてもよい雰囲気です。
アルレッキーノの恋人のコロンビーナ、腕を組む二人がチャーミング。
寂しげな人物はペドロリーノ。
現在ではピエロとして知られるキャラクターです。
白いマスクを被った夢想家で、繊細な性格だそう。
きちんと18k製で、鷲のホールマークが打ち込まれています。
万華鏡としての役割を果たす、カラフルで細かな紙?の欠片が見えます。
この小さな小さな穴から覗くと万華鏡として楽しめるようになっています。
可愛すぎます。