1750年〜1760年頃 ジャルディネッティ リング 小さな庭
この華やかなリングはジャルディネッティと呼ばれるデザインです、ジャルディネッティとはイタリア語で小さな庭を意味する言葉、草花をモチーフにしたイタ リア発祥のデザインは、フランスを中心とした18世紀のロココ様式や自然主義に伴い、小さな花が指に咲くようなジャルディネッティの愛らしいリングは上流 階級に大変好まれました。このリングはおそらくイギリスの作品でしょう、18世紀のジャルディネッティの流行は19世紀にもリバイバルされ、19世紀に作 られたジャルディネッティのリングもあります。
ジャルディネッティリングには、ダイヤモンドだけのものや、数種の色石が使われているものなどがあります、このリングはルビー、エメラルド、ダイヤモンド が使われ、ベゼルにはイエローゴールド、ピンクゴールド、シルバーが使われているので、ジャルディネッティの中でも、色とりどりでとても華やかな印象で花 の芳香が漂ってきそうな指輪です。
花の寄せ植えのように、小さな宝石を細かく沢山留めています。
18世紀の指輪の作りは繊細です。
この指輪もシャンクが細く繊細な作りで、彫金が施されています。
素敵なのは、彫金が花の模様であるところ、細かなところまで丁寧な作りです。
18世紀の指輪の作りは繊細です。
この指輪もシャンクが細く繊細な作りで、彫金が施されています。
素敵なのは、彫金が花の模様であるところ、細かなところまで丁寧な作りです。
18世紀当時のジュエリー。