古代美術 古代ローマ 1世紀〜2世紀 鷲のインタリオ
これ以上ない程に古代ローマを感じられるインタリオです。
このインタリオのモチーフの鷲は古代ローマ軍のシンボルなのです、そして鷲の両側に彫られた、串刺しのおでん?のようなものはシグヌムと呼ばれる軍旗で す、ローマ軍にとって軍旗を奪われることは何よりの屈辱で、死守せねばならない大切なものでした。軍旗を持つ兵士はシグニフェルと呼ばれます。
鷲が口に加えているのは勝利を意味する月桂樹です。おそらくこのインタリオはローマ軍の勝利を祈って、または記念して作られたものでしょう。
このインタリオを兵士が持っていたのか、兵士の帰りを待つ女性が持っていたものなのか、時を超えて想像できることは、とても楽しいですね。
古代ローマ好き、鷲好き、動物のインタリオが欲しい方にも最適です。
粘度に押すと、ふっくらとした鷲の胴体や、大変がっちりした足の表現、軍旗が浮かび上がります。
彫りも大変力強くダイナミックです!
古代ローマ時代の壁画にも、ローマ軍の兵士と軍旗が彫られており、インタリオと同じものが確かに彫られていると思うと、とっても面白いです。
現代の古代ローマのコスプレです。
ローマ軍旗も精巧に作られています。
旗手は動物の毛皮を身にまとっていました。
古代ローマ軍のコスプレ。
軍旗には種類があり、先端に鷲が飾られているものは古代ローマの軍団旗、銀鷲旗です。旗手はアクィリフェルと呼ばれ、シグヌムと並び、軍団旗を奪われぬように死守する役目がありました。
古代ローマ時代のコイン。
ローマ軍のシンボル鷲と軍旗が打ち出されています。