アメジスト 3カラーゴールド ハイビスカス ブローチ
大粒のとても美しいアメジストを3カラーゴールドの素晴らしいフレームにセットしたブローチです、アメジストの色は深く濃く素晴らしい色で、石のカットも美しく光りを取り込めば神秘的な紫色を石の奥に見ることが出来ます。
このアメジストは鑑定にかけていないので確かな産地はわかりませんが、18世紀〜19世紀後期にかけてアメジストの多くは、ロシアのウラルやムルジカ、フランスのオーベルニュで採掘されました。そして同時に19世紀後期からブラジルでもアメジストが採掘され始めます。
フレームはハイビスカスをモチーフにした素晴らしく華やかで可愛いデザイン、カラーゴールドで花をモチーフにした作品は今までに見た事がありますが、ハイビスカスをモチーフにした作品はとっても珍しいです。
ハイビスカス、葉、リボンをピンク、グリーン、イエローの3色のゴールドで巧みに表現しており、金の表面も艶消しの部分と艶のある部分に別れており、リズム感を感じます。
デザイン、金の色が、美しいアメジストと、とても良く似合っています。
見応えのある大粒のアメジストの色はとても神秘的な紫色、見る角度によって明るく深く、色合いを美しく変えていきます。
華やかでとても可愛いトップのデザイン。
面白いのは、リボンをぐるりと巻いたような部分です。
この部分は金の質感が、艶のある部分と、艶消しの部分に使い分けられています。
フレームの金細工は素晴らしいものですが、アメジストを留めている爪の細工も本当に素晴らしく繊細です、アメジストに触れる爪の下は、金の撚線、さらにその下も細い爪留めのような金細工が見えます。
ハイビスカスの部分はピンクゴールドとイエローゴールドが使われています。
葉はグリーンゴールドです、美しいアメジストにぴったりの素晴らしいアクセントになっています。
ブローチの下部分は、3粒の天然真珠が添えられています。
可愛いのはハイビスカスのおしべです。かなりしっかり表現されています。花をモチーフにしたカラーゴールドの細工は見てきましたが、ハイビスカスは初めてです。
かなり厚みのある立体感のある作りをしています。
正面。
孔雀の体の部分は大小のダイヤモンドがセットされています、羽の作りに従って、大きなダイヤと小さなダイヤを使い分けているので、美しい立体感が感じられます。
裏面。
トップのリボンの部分にペンダント用の金具がついていたような跡があるので、この部分に金具をつけて、ペンダントとしても使えるように出来ます。