シトリン クロス カンティーユ ペンダント
写真よりも実物の方が数倍美しく、実物の美しさを十分にお伝え出来ないのが大変残念な作品です、内側から金色に光り輝く石、シトリンを実に見事な粒金細工 で飾った華やかなクロスペンダントです、クロスモチーフですが、ふんわりとした繊細なカンティーユがクロスを縁取るように飾っているので、それほどはっき りしたクロスの印象は受けず、ふっくらとした雰囲気のジュエリーに仕上がっていますから、クロスが苦手な方へもお勧めすることができます。
18kの粒金とシトリンは同じ色で、まるで石の輝きが金細工となって外へ溢れだしたように、一体化して明るく輝く晴らしい美しさが感じられます、19世紀 前半の美しい金細工とシトリンの組み合せのジュエリーは華やかですが、同時に落ち着いた上品な雰囲気も感じられ、全く派手ではなく、華やかさの割には身に つけやいジュエリーだと思います。
この19世紀前半ならではの繊細な金細工はアンティークらしい仕事で大変見応えがありますが、その繊細さ故にコンディションの悪いものが大半です、です が、このクロスペンダントはコンディションが大変よく例外的な作品です、そして天然のシトリンも大変希少な石で、現代では質の悪いアメジストを加工したも のがシトリンと呼ばれていることも多いのです。
カンティーユはこうして拡大すると良くわかりますが、線状の金をふんわり丸くまとめた、固い金であるのが信じられないような、とても繊細な細工です。
アンティークの証、18kのホールマークが打ち込まれています。
本来ならば羊の頭のホールマークの筈ですが、上手く打ち込まれておらず、はっきりわかりませんでしたが、18kの作品です。
クロスの中央部から四方へ、ふわりと風に舞う葉のような金細工が飾られていて
、同じ金でも細かなカンティーユとの質感の違いが面白い部分です。
裏面。