ベルエポック ダイヤモンド ペンダント
ベルエポックの上流階級の貴婦人の胸を飾ったペンダント、まるで孔雀に羽のように、とっても綺麗な透かしにうっとりしています、まるでレースのように細く 繊細なデザインを固い金属のプラチナで表現するのにどれだけの技術が必要だったのか、約百年前のジュエラーの苦労は大変なものだったと思いますが、注文主 の難しい注文に答えて、ここまで美しい作品を作ったのだ、というジュエラーの誇りやこだわりも同時に感じられるアンティークジュエリーらしい作品です。
この作品はデザインバランスが本当に洗練されていて上品で綺麗です。
特別に大きな石が使われていないのも、とてもいいと思います。
胸に飾ればレースのように細いプラチナが素肌を美しく輝かせてくれます。
アンティークジュエリーには丁寧に作られていてもデザインバランスが今ひとつで、せっかくの技術を生かせずに、つまらないデザインになってしまっていた り、大きな宝石の力を借りすぎてバランスがあまり良くなかったり、または技術不足で作りそのものが良くなかったりするのです、ですから、よし!これは仕入 れよう!と思える作品は残念ながらあまりないのです。
誰が見ても綺麗と感じる作品だと思います。
この美しいデザインの細い線をじっくり目で追うように見て頂きたいなと思います。
極めて細いプラチナワークに、思わず魅入ってしまいます。
正面から見るととっても細いのですが、横から見ると厚みがあり強度は十分にある作りです。
プラチナの表面にびっしり打たれたミルグレーションの輝きはダイヤと一体となって繊細に輝きます。
それにしても素晴らしいです。
このペンダントで一番大きなダイヤは中央にセットされています。
この素晴らしいペンダントのワンポイントにふさわしい、十分な厚みのある美しいダイヤモンドです。
ふっくらとした厚みがあるダイヤです。
透明感も素晴らしいダイヤです。
ここまで拡大しても乱れぬ仕事!
このプラチナの上の細かなミルグレーションは一つ一つ手で打たれていることがわかります。細かく繊細で難しい仕事です、機械で打ったミルの場合は雰囲気がやや固く面白みのない仕上がりになってしまいます。
こうして見ると、まるで立体交差点(笑)のように細かで入り組んだデザインです。
バチカンにも宝石がきちんとセットされていて、本体からチェーンへのつながりを壊しません。
この垂れ下がる3つの雫型の装飾も、とても綺麗なバランスです。
この部分の装飾はこのように動くようになっているので、流れがとても自然です。
白背景。
見事に美しい表面なので、もちろん裏面もとっても綺麗な仕上がりです。
裏面拡大、難しいデザインに沿って綺麗に仕上げられています。
丁寧な作りの作品は必ず裏面も綺麗です、綺麗な裏を見ると、とても気持ちいいですね。
3つの雫も一つ一つのパーツが綺麗に揺れるようにセットされています。
全体的にあまり立体感のない作りです、このペンダントのデザインの場合はあまり立体感が無い方がいいと思います。ペンダントの枠に沿って小さなダイヤが丸くセットされていますが、その部分のみ立体感がある作りです。
側面。
アンティークの繊細なチェーンがついています。
クラスプ。