クロス ペンダント
ナンシーのゴールドクロス、アンティークのホールマークには、時代の他に産地も示すマークがあり、その場合は何時、何処で、その作品が作られたか、特定できるのがとっても楽しいです。
今回ご紹介するゴールドクロスは、1819年〜1838年にフランスのナンシーで作られたことが分かっています、資料に同じタイプのクロスが掲載されていましたので、並べてみました。
十字の先端が華やかな装飾です。
中央にはイエス・キリストが磔にされています。
全体的にかなり摩耗しており、顔の描写もわかりません。
このようなクロスは、祈りを捧げる時に手で包み込むように使ったので、大変摩耗しており、使い込まれたことがわかるクロスペンダントです。
INRIの文字も、摩耗によってうっすら確認しにくくなっています。
INRIの文字の右真上にあるのが東フランスのホールマークです。
メーカーズマーク。