オニキスカメオ カトリーヌ・ド・メディチ
白と黒の色合いがシックで彫りの美しいオニキスのカメオです。
ルネサンスの豪奢な衣装を身につけた貴婦人が彫り込まれていますが、この女性はカトリーヌ・ド・メディチ、フランス王アンリ2世の妻で、激動の人生を送った女性です。歴史上の人物の人生がどんなものであったのか、想像しながら見つめると、さらに胸に迫るカメオです。
カトリーヌ・ド・メディチは、、、調べて頂けるとわかると思いますが、
一人の女性の人生としてはあまりにも多すぎる出来事を乗り越えたルネサンスの女傑です。
カトリーヌの終盤の人生に起こったサンバルテルミーの大虐殺ですが、この事件を起こす合図はサン・ジェルマン・ロクセロワ教会の鐘の音でした。この教会の 前の通りは何度も通っていますが、数百年前の凄惨な出来事など想像もつかないような通りです。すぐ側には美しいセーヌ川があり、散歩を楽しむ人を見かけま す。
多くの人の生死がすぎていった場所だと思いますが、いつか私もその1人になるのかと思うと人生の儚さを感じます。
髪の毛の細かなうねりから、柔らかささえ感じる、素晴らしい表現です。
衣装には、ルネサンス時代の絵画に出てくる素晴らしいレースが表現されています。
立体感のあるカメオなのでどこから見ても美しいです。
反対側。
側面。
厚みのある彫りなのがわかります。
このカメオジュエリーはペンダント&ブローチとして使えるようになっています。
ブローチピンは外れますから、ゴロゴロしません。