1780年 アクアマリン リング
1780年頃のフランスのリングです。
アーモンド型の美しいバランスのベゼルは指をくるっと包み込むような、とてもしっかりとした作りをしています。
18世紀はフランス貴族文化がある意味頂点にまで高められ、フランス革命によって散った大変に興味深い年代です、この指輪に留められているのは大きなアク アマリンと小さなペースト(ガラス)です、色がとても爽やかで軽やかな雰囲気があります、ダイヤのように強い輝きではない繊細なところが、フランス革命時 の貴族文化の消え入るような美しさが感じられるようで、感覚的に大変美しいです、18世紀のジュエリーからはそんな激動の時代が感じられるのが大きな魅力 です。
アクアマリンとペーストは豪華な素材ではないですが、土台が大変素晴らしい作りなので、安っぽくなく、素朴な美しさを感じる爽やかな作品に仕上がっています。ペーストは数カ所とれていましたので、取り替えています。
ベゼル正面。
アクアマリンの回りを二重にペーストが取り囲んでいます。
金細工も美しいアクセントになっています。
側面。
シャンクの作りはとてもしっかりしていて、同時に美しいです。
18世紀の優れた土台のリングであることがわかります。
裏面。
サイズ変更可能です。