アールデコ ブローチ Transition style
アールヌーヴォーからアールデコへの過渡期のTransition styleのジュエリーです。
作りも大変素晴らしいブローチで、このジュエリーを作ったアーティストの感性と技が充分に感じられるようになっています。
Transition styleのジュエリーはアールヌーヴォーとアールデコの特性をそれぞれ持っているジュエリーとして現在でもとても人気があります。
フランスのジュエラー、LACLOCHEを思わせるスタイリッシュなデザインで現代の装いに取り入れやすいのも魅力でしょう。
たくさん写真を掲載しておりますので、是非ご覧下さい☆
花台にのせられた花々は明るい輝きを放つダイヤモンドとプラチナワークで表現されています、4つの花が装飾されていますが、手前から奥へと続くデザインが気が利いていて遠近感を感じますね。
花の中央のカボッションカットのルビーも美しい色をしています。
プラチナオープンワークも素晴らしい出来映え、プラチナに細かく打ち込まれたミルグレインの出来も高度な技術によるものであることがわかります。
繊細に光り輝くミルグレインはダイヤモンドの輝きをより引き出す役割をはたしており、ダイヤモンドの輝きとミルの輝きは互いの相乗効果により、眩しいほどの明るさです。
細部まで丁寧に作られています。
デザインは細かなところまでさりげなくこだわったものです。
そして、このジュエリーは石のカットもまた素晴らしいですね!
この石はサファイヤですが、固い宝石をこのように波形にうねるように台座のかたちに合わせてカットし綺麗に磨くのは、大変に高度な技術を要するので、そうそうみられる技術ではありません。
波形にカットされたエメラルド。
こちらは他のサファイヤ。
こちらは他のサファイヤ。
これらのような波形の宝石のカットの仕方は滅多にみられるものではない貴重なジュエリーです。
ブローチの左側、一部サファイヤに欠けが見られますが、使用している時にはまず目立ちませんし、約100年の時を生きたアンティークジュエリーとして僅かなダメージは普通の事ですので、あまり気にされなくても良いと思います。
真横。
このブローチが丁寧な作りであることは、ピンの受けのセーフティーにもよく現れています。
このピンの受けのセーフティーは非常にしっかりと出来ており、ピンに嵌めた時にカチッと気持ちの良い音がなり、ブローチがはずれないようにとてもしっかり留るようになっています。
裏面の作りは表面同様、非常に美しい仕上がりです。
綺麗に仕上げられた裏面は見ていて気持ちの良いものです。
このブローチは、とにかく華やかで可愛らしく、スタイリッシュでお洒落と、全ての良い印象を持っていると思いますし、このような素晴らしいジュエリーを身につけた時に感じられる自信や満足度はとても高いでしょう☆
ダイヤモンドだけを使ったジュエリーにはない可愛らしさ、明るさが感じられます。フランスのジュエラーLACLOCHEやカルティエのTutti Fruttiを思わせるとても人気のあるタイプのデザインですし、お値段もお求めやすいものになっておりますので、お好きな方には是非おすすめしたい作品です。