リモージュ エナメル ブローチ P. Bonnaud
幻想的で美しい、まるで一枚の絵画のようなリモージュエナメルのブローチ。アールヌーヴォー期に美しいエナメル作品を多く残したP. Bonnaudのサインが裏面に入っています。手のひらにそっと乗せて眺めていると、黄金色に輝く世界に魅了されます。
やや伏し目がちの横向きの美しい女性は、橙色のふんわりとした衣服、若草色の髪飾りを身につけ、透明と半透明、輝く玉虫色のエナメルを巧みに使い分けて仕表現されています。横顔の女性のみを表現したエナメル作品はありますが、このリモージュエナメルブローチが他にはないような素晴しい雰囲気をもっているのは、女性の背景に線のみで植物が描かれていることもあげられるでしょう、まるでラファエル前派の絵画のような美しい世界を感じます。
エナメルはガラス質ですから、色が褪せたりすることはなく、美しい色彩をずっと楽しむことができます。
身につけない場合は、小さなミニチュアの絵として額にいれて飾っておいても、とても素敵な作品です。
これだけの絵をエナメルで表現するには、大変高度な技術が必要で、今では再現できない失われた技術の一つです。素晴しいコンディションを保っています。
大きさは3.4cmです。
素晴しい雰囲気を持った作品です。
まるで物語の一部が目の前に現れたような、、、
裏面。
P. Bonnaud, Limogesのサイン入り。
ホールマーク入り。
立体感はなく、薄い作品です。
「オフィーリア」 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 1894年
「オフィーリア」ジョン・エヴァレット・ミレイ 1852年