黄金の花のブローチ 回転式
庭に咲く花を切り取って、そのままジュエリーに仕立てたような写実的な造形の作品です。花一つ一つや、枝などの細かな部分もとても丁寧に作られています。
シルバーで出来たトランブランブローチなどで植物をモチーフにした造形的な作品は見かけますが、このようなゴールドの作品はとても珍しいですね。1960年と比較的新しい年代の作品ですが、それを感じさせない完成度の高さです。
小さなダイヤモンドが所々に留められているのもとても良いアクセントになっています。
写実性に優れ、まるで本物の花のような美しさを感じます。
花の表面はマットな仕上げ、花びらがめくれた所は艶のある仕上げなので、そのコントラストがとても綺麗です。
この作品を作った作者は本物の花をよく観察してこの作品を作ったのだと思います。
いろいろな角度から観察していると、その出来映えの素晴らしさに感動します。
可愛らしいつぼみが表現されていたり、、、
細かな彫金で枝が表現されています。
そしてこのブローチの素晴らしいところは、、、
花びら一枚一枚が回転するように出来ているところなのです。
二枚の写真を見比べて頂ければ分かると思いますが、花の向きが違うのが分かりますか?花一つ一つがクルクルと回転してくれます、左上の花だけ位置が変わっていないですが、この部分もきちんと回転します。
震えるようなトレンブランとはまた違った魅力の作品です、ゴールドでこのようなブローチはとても珍しいですね。
裏面も綺麗な仕上げです。
フランスのホールマークもきちんと打たれています。
写実的で、誰がみても美しいと思うような普遍的な作品です。
そして、このクオリティででこの価格はパリ発ならではのかなりお求め安い価格だと思います。