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アールデコのアンティークジュエリーならではの洒落たデザインの指輪です。
横にふっくらと膨らみを帯びたマーキーズ型の中央には大きな1ctオーバーのオールドカットダイヤモンドが配置され、小さなダイヤモンドがメインダイヤの4隅を飾っています。マーキーズ型の土台にはカリブレカットの赤いルビーがびっしりと丁寧に細かくセットされています。カリブレカットとは石を細かくカットし、さらに面取りをして、細いレール状の枠に隙間無くびっしりと留めていく技法で、とても高度な技術を必要とする技です。現代では再現することが非常に難しい技術の一つです。
細いラインにセットされたカリブレカットのルビーは、面が細かくカットされているので、石の中で輝きが閉じ込められているような美しさを感じます。すばらしいデザインの要です。

メインダイヤにはやや楕円の厚みのある石が選ばれていて、石の輝きにも透明感があり綺麗です。石をルーペ見ると、インクルージョンが数カ所確認できますがアンティークのダイヤモンドでは普通のことですし、指に填めて楽しむ分には気になりません。

優れたデザイン、そして高度な技術で作られた指輪はアンティークジュエリーならではの魅力です。
1ctダイヤモンドの指輪は沢山ありますが、このようなデザインの優れた1ctダイヤモンドのリングはそうそう見つかりません。

正面。

シャンクのデザインも丁寧に仕上げられています。
ダイヤモンドも厚みがあります。

反対側。

サイズ変更可能です。

べゼルの側面には美しい透かし模様が施されています。

べゼル裏。

プラチナのホールマークが打ち込まれています。

着用写真。
手の込んだ作りの美しいリングです。