古代美術 古代エジプト新王国時代第18〜19王朝 オールオリジナルリング 「レネヌテト」
このブロンズリングは古代エジプト新王国時代の第18〜第19王朝、今から約3000年もの昔に作られたロマン溢れるリングです。類い稀な経年変化により、素材がブロンズであるのに、表面には金銀に輝く鏡のような大変美しい艶がみられ独特の雰囲気と存在感を放っています。また、ロウ型で制作されています。
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カルトゥーシュの形をした細長く丸みを帯びたべゼルには、古代エジプトの女神レネヌテトを表すヒエログリフが彫り込まれています。女神レネヌテトは、古代エジプオにおいて聖なる動物である蛇の姿をし、豊穣の女神、穀物を守る女神、富と幸運を司り、そして太陽神の化身ヘプリや、穀物の神ネペルの乳母も努めていました。この女神が蛇の姿であるのは、穀物を守る神という立場から、穀物を荒らすネズミを食べる蛇とも関係があるようです。
蛇の姿をしたもう一人の女神に、静寂を愛する者という意味を持つ女神メルセゲルがいました、メルセゲルは迷える魂を導き、人々を救う神です。メルセゲルは頭部がコブラの姿をした女性、蛇の頭を持つスフィンクス、とぐろを巻く蛇の姿で表されました。メルセゲルは、王の墓を作っていた職人の町ディル・エル・メディーナの人々に特に強く崇められ、職人は自ら彫った作品を女神に奉納していたようです。
メルセゲルとレネヌテトの二人の女神は体が蛇という、互いの姿が似ていた為に古代エジプトの人々に同等の神として崇められました。
手に持つと、鏡のような艶感とまろやかな丸みが大変心地良く、長いべゼルの独特のデザインが大変美しいメンズリングです。
類似品掲載
W.ways The scepter of egypt, tone II, New York, 1959 p 396,figure 249
Lexikon dee ?gyptologie, Renenoutet Band V
S.Schoske,D.Wildung, Gott und G?tter im Alten ?gypten Mainz, 1992,P97
横の長さは約3cmあり、指にはめると素晴しい雰囲気を放つ素晴しいメンズリングです。
全体的に厚みがあり、しっかりした作りです。
真横。
横にせり出した形をしています。
サイズ変更はしてはいけません。