ブラッカムーア カメオ 1860年頃
このカメオはブラッカムーアと呼ばれる黒人の顔を彫ったカメオです。
特に日本では人気のあるカメオだと思います。オニキスを使ったカメオなので白と黒のはっきりしたモノトーンの対比が美しいですね、この女性が身に着けている装飾品はアビエと呼ばれていて、ブラッカムーアにはよく見られる細工です。ダイヤモンドで飾られたヘアオーナメントとネックレス、イヤリングを身につけています。
彫りもとてもよく、丸い形のカメオもバランスがよいです、2,3cmと小振りなサイズで完成度の高いカメオです、ペンダント、ブローチはもちろん、クラバットピンなどに加工しても素晴しい仕上がりになるでしょう。
ルースの状態なので、ジュエリーとして身につけられる場合にはフレームを作る必要があり、デザインにもよりますが、約1000?〜2000?程かかります。
オニキスの黒い部分は自然な濃淡があり、肌の質感や色も美しい仕上がりです。
アビエの完成度も高くとても丁寧に作られています。
カメオの厚みもしっかりとあり、とても立体的なカメオです。
反対側。
裏面に見えるのはアビエを留めるための金具です。
小振りなサイズです。
こうして1円玉と比べるとわかって頂けると思いますが、小さく完成度の高い作品です、細部の仕上がりが本当に美しいです。
通常、ブラッカムーアは高額ですが、かなり控えめな価格でのご紹介です。