オパール ネックレス
美しい虹が石の中で浮かんでは消えるような、なんとも幻想的な大粒のオパールが使われたペンダントです。
色の羽衣が水の中でふんわりと無数に重なり合っているような、繊細な色の出方をしています、色合いは青〜水色と緑〜黄緑の色がメインで、稀に薄桃色が表面を柔らかく覆っているようにも見えてとても繊細です。
手にもって動かすと輝く青系の色の中を、メタリックに輝く緑系の色が、ゆらゆらと浮かび流れるような雰囲気で、実に美しいです。
乳白色の半透明の上質な石なので、何色の上に石を置くかで色がガラッと変わります。
肌の上におけば、水の中を繊細に流れるような色の輝きが楽しめますし、黒の上に置けば、色がより強く出て夜のオーロラのようです。
下に合わせる色によって石の雰囲気が変わるのがとても魅力的で、眺めていると心癒される美しさを感じます。
神の贈り物、宝石にはやはり不思議な力がありますね。
そして、美しいオパールの魅力を効果的に引き出すデザインも秀逸です。
上下左右に上質な赤いルビーを左右比対称にセットして、植物文様が立体的にデザインされています、オパールを包み込むように繊細で、同時に華麗な
印象を与える優れたデザインに、アンティークジュエリーの素晴しさ、美から放たれる夢を改めて感じます。
大きさはこのくらい。
とても大粒のオパールが使われています。

正面。

斜め横。

流れるような植物文様のデザインに行き届いたセンスの良さを感じます。
全体にセットされたダイヤモンドも小さくてもキラキラと輝くものが選ばれています。

美しいデザインです。

裏面、もちろん良い作りです。
元はブローチピンがつけられていたようですが、今は外されています。

この美しいチェーンはオリジナルのアンティークチェーンです。

クラスプ部分。

厚みのあるオパールなのでオパール特有の遊色効果に奥行きを感じます。

オパールは18kで爪止めされています。丁寧で美しい爪止めの装飾です。

着用写真。画質が悪くて申し訳ありません。
実は、これほどまでに美しいオパールですが、一つ納得出来ない悲しい事があります。
オパールはサンスクリット語で「宝石」を意味するupalaが語源になっています、石の美しさに納得できる語源です。
幻想的で美しい石なので、和名もさぞ美しい名前なのだろうと、期待をして調べた時に、オパールの和名は蛋白石だということを知って、何故この美しい石に蛋白石という名前をつけてしまったのかと悲しくなったことを思い出します(泣)
おそらく、質の悪いオパールを見て蛋白石という名前を付けたのだろうと思いますが、もし、オパールに和名が授けられる時に上質なオパールがあったとしたら、、、どのような美しい名前を得たのだろうと、綺麗なオパールを見るたびについつい想像してしまいます。
私の中ではそういった意味でも、オパールは存在するのに存在していないような、幻想的で特別な石なのです。