ルネサンススタイルの貴族女性 カメオ 1860年〜70年頃
ルネサンススタイルの貴族の女性がモチーフの天然のオニキスのカメオ&ブローチです。顔立ちや衣服など特徴が細部まで彫り込まれたすばらしい描写です。ルネサンス時代の淑女を彷彿とさせる、ふわりとした大きな羽飾りのついたつばの広い帽子をかぶり、繊細なレースで飾られた襟の高い衣装を身につけています。質の良いダイヤモンドをちりばめたフレームもこのカメオによく合った他にはあまり見られないデザインの素敵なフレームです。使われている石が天然のオニキスなので、どことなく濃いマロン色をしています。沢山写真を掲載しましたのでどうぞじっくりご覧下さい。
照明を変えて沢山写真を掲載しましたのでどうぞじっくりご覧下さい。
照明を変えて沢山写真を掲載しましたのでどうぞじっくりご覧下さい。
照明を変えて沢山写真を掲載しましたのでどうぞじっくりご覧下さい。
斜め上を見上げた瞳が神秘的ですね。ゆるやかなウェーブの柔らかそうな髪、たっぷりとした羽飾りがついたつばの広い大きな帽子、髪飾りなど本当に細かな描写です。
高いレースの襟の着いた衣服をきています。ルネサンス時代の肖像画にはこのような衣服を身につけた貴族の女性がよく描かれています。
このカメオは凹んだ部分にカメオを彫り込んでいるので、奥行きを感じるタイプです。凸カメオにくらべるとぶつける心配をせずにすみます。
このカメオは凹んだ部分にカメオを彫り込んでいて、奥行きを感じるタイプです。凸カメオにくらべるとぶつける心配をせずにすみます。
カメオは装飾品としての魅力と彫刻としての魅力、両方を兼ね備えていて、このように優れたカメオは優れた彫刻と同様に角度や光のあたり具合によって様々な表情を見せてくれます。
本当に描写力に優れたカメオで肖像画のような雰囲気を感じます。
18kとシルバーのフレームはしっかりとした作りです。
18kとシルバーのフレームはしっかりとした作りです。
このカメオが素晴らしいのは彫りだけではありません、優れたアンティークジュエリーは様々な使い方が出来るように作られていることが多く、このカメオもブローチ&ペンダントとして使えるようになってます。カメオ本体とペンダント用のバチカン、ブローチ用のピン、3つのパーツに別れます。
クラシックな雰囲気のカメオなのでペンダントとして使用される場合はこのようにリボンが似合うでしょう。
裏面。ペンダントとして使用する時はブローチ用の金具が完璧に外れるようになっているのでピンが肌にささって痛い思いをすることもありませんし、ゴロゴロと落ち着きが悪くもなりません。バチカンはカメオ本体の金具に差し込んで使うようになっています、かなりしっかりとカメオ本体にさしこめるようになっているので落ちる心配はありません。このあたりも職人の技術力の高さを感じます。左右のパーツはブローチの金具を差し込むときに使う金具です。
当時のオリジナルボックスに入っているので箱にぴったりと収まります。
箱の内側には当時の作成されたお店の名前が記されています。
PG、オリジナルの持ち主のイニシャルがボックスに型押しされています。どのような女性が持ち主だったのか想像する楽しみがありますね。