オパリングラス 犬 リング
オパリンガラスにキュートな犬がペタペタっと描かれたチャーミングなリングです。
緑の上に獅子のポーズで座った犬の絵がとても可愛いですね。
犬は貞節のシンボル、この愛らしい犬のリングを填めた女性は恋人への愛を誓っていたのでしょう。
オパリンガラスとは不透明なクリスタルガラスのことで、
本来は陶器をまねて作られた優しい雰囲気の素材です。
19世紀初期に上流階級で楽しまれ、
19世紀後期には作る事が容易になった為に大衆化し大量に作られます。
この作品はとても小さく華奢なリングですが、
18kだけではなくカラーゴールドが使われていますし、
細工も細かくてとても丁寧な仕上がりです。
脇に留められているのはおそらくルビーでしょう、
この指輪にあった可愛いピンク色です。
シャンクは19世紀前半らしい薄く繊細な作り、
そっと指に填めて19世紀初期の女性たちへ思いを馳せてほしいチャーミングなリングです。
〜この指輪が作られたのと同年代に描かれた、ジュエリーを身につけた女性のポートレート〜
Madame Marcotte de Sainte-Marie 1826
Jean Auguste Dominique Ingres 作
打ち込まれているホールマークは1819年〜1838年製である事を示すもの。
シャンクは19初期らしいとても細く繊細な作りです。
そっと指に填めて19世紀初期の雰囲気を楽しんでください。