古代美術 古代ローマ1世紀 インタリオ マーキュリー
世界最小の彫刻芸術作品、インタリオ。
約2000年前の古代ローマ1世紀に作られた、オリンポス12神の一人マーキュリーが全てのアートリビュートを携えた素晴らしい姿で表現されています。使われている石はコーネリアンで特に綺麗な石が選ばれています。
インタリオの魅力は、モチーフ、石、年代などそのバリエーションの豊かさから大人の爪程の小ささからは想像も出来ないような興味深い世界が無限に広がっている事です。そして、ポケットに入れれば、ポケットがそのまま美術館になってしまうようなとても貴重な作品なのです。
次ページからアートリビュートなども細かく説明していますので、どうぞご覧下さい。

このマーキュリーのインタリオは、マーキュリーの全てのアートリビュートである、羽のついた兜、羽のついた靴、ケリュケイオンの杖、小銭の入った袋、この4つが全てきちんと彫り込まれていることが魅力です。
CSVのアルファベットはおそらく持ち主の名前を彫ったものでしょう。

インタリオは手に取ると、その小ささからは想像も出来ないような迫力があります。
次ページからアートリビュートを細かく説明しています。

翼の生えた兜ペタソスに、、

小銭が入ったパース、、、

二匹の蛇が絡まる神々の伝令者の証であるカデュケウスの杖、、、
(彫刻作品は17世紀に製作されたマーキュリー像ですが、なぜか医学の神アスクレピアスのアトリビュートである、アスクレピアスの杖(一匹の蛇の杖)を持っています、この二つの杖はとても似たデザインで間違いやすいので注意が必要です。)

このように二匹の蛇が絡まるのがカデュケウスの杖です。

羽の生えたサンダル、タラリア、、。

裏面。

それほど厚みはありません。

粘度に押すと、その彫りの細かさがはっきりわかります。

マーキュリーはオリンポス12神ですから、もちろん多くの神話が残り、過去の芸術作品の題材にもなっています。ブログでもまた詳しくご紹介致します。
このインタリオはルースの状態なので、金でリングに加工した場合は約10万円程かかります。