カボッションルビー オープンワークゴールドリング
1830年〜40年頃のとても華やかなオープンワークが美しい、大きなカボッションルビーのリングです。カボッションルビーは色が可愛らしいフランボワーズ色、真っ赤ではなく濃いピンク色です。色味からおそらくビルマ産のルビーだと思われます。大きなカボッションカットですから石の表面に数カ所小さな傷があります、写真でははっきり写っていますが、実物はまず気になりません。
そしてゴールドの華麗なオープンワークのシャンクとベゼルのスタイルは18世紀の様式で作られています。このオープンワークは花模様の透かしなので、とても華やかな印象ですし、カボッションルビーの色合いと、この透かしの模様の雰囲気がとても良く合っています。
華やかですが、ボリュームがあるので重みも感じるリングです。

華やかな花模様のオープンワーク、18世紀の作品よりもややボリュームのある仕上がりです。
このリングで面白いのは、この金には二重の金が使われているということです。二重の金とは、本体の金はややピンク味を帯びた18kですが、その上により黄色味の強い金を被せています。金の上に金をギルトしているのです。
ピンク味の金の色をより黄色に近い金にするための細工ですが、とても珍しいですね。

シャンク、ベゼルは全面にびっしりとオープンワークの細工が施されています。

石の爪も二股に分かれていたり、雰囲気のある装飾性の高い爪留めです。

正面。

斜め横。

真横。

ベゼル裏。

裏面、サイズ変更可能です。

全体に透かしが本当に綺麗な指輪です。

手元が華やかになるリングです、指につけるとボリュームのある可愛らしい色のルビーが見られるのでハッピーな気持ちになれそうですね。
コンディションも良いです。
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