古代美術 ガロロマン3世紀 オールオリジナルリング インタリオ バッカス
ガロロマンの3世紀の貴重なゴールドリングです。ガロロマンとは帝政ローマ支配下であったガリア(現在のフランス)の独自文化の事です。その範囲は主に属州であったガリア・ナルボネンシスの地域でしたが、広範囲な意味で南フランス、北イタリア、そしてアクィタニアにまで広がりました。セットされている石はニコロのように見えますが、ニコロではなく、ガラスペーストをニコロに似せて作ったインタリオです。これはガロロマンではニコロが採れなかった為で、こういうところにも当時の面白みを感じます。
シャンクのデザインもプレーンなタイプとはまた違った見応えのあるリングです。
モチーフはバッカス、テュルソスの杖と酒杯kanthareを持っています。
同じバッカスモチーフのインタリオです。
そしてオープンワークが美しいショルダーのデザインは古代の盾モチーフ。
作りの凝ったものになってくるとショルダーに装飾が施され始めます、丸みを帯びたデザインとはまた違った美しさを感じるリングです。
横に少しせり出したショルダーは3世紀のリングの特徴です。
古代の貴重なリングなのでサイズ変更はしてはいけません。
サイズは約9号です。