トレンブラン コクリコ ダイヤモンド ブローチ
これは本当に美しく珍しいトレンブランブローチで、その造形の見事さ、ダイヤモンドの質の良さ、揺れの素晴らしさ、どれをとっても文句のつけようがない作品です!
そしてモチーフは、なんとコクリコ!
トレンブランブローチのモチーフはワイルドローズなどが多いのでコクリコは本当に珍しいです。
造形の素晴らしさも本当に群を抜いています。
トレンブランの美しさの命は写実的で自然な造形と、メインパーツの震えるような揺れにあります。
花の向きや茎の動き、葉の流れなど、細かな所に造形の美しさが出るのです。
茎がまっすぐ過ぎていたり、葉に動きがなかったりすると固い印象になってしまってトレンブランの良さが感じられなくなってしまいます。
このトレンブランは、たった今、庭からコクリコをハサミで切ったきたばかりのような写実的で美しい造形のブローチですし、花びらや蕾などのデザインにセンスのよい素晴らしいオリジナリティを感じます。それに、メインダイヤが美しいのはもちろん、細かくちりばめられたダイヤモンドも美しく、細かくキラキラ輝いています。
とてもロマンティックで美しいブローチです、ジュエリーでいながらオブジェのような美しさを感じます。
モチーフのコクリコの花です。
コクリコの花びらは薄く繊細なので、花びらが風で揺れるところを繊細に表現してあります。写真でみるよりも実物の方が何倍も繊細な立体感があります。
花びらにここまで繊細な描写がしてあるトレンブランブローチは、そうそうないですし、美しい作品を作ろうというアーティストの細かなこだわりとセンスが感じられます。
メインダイヤも周囲のダイヤも美しくキラキラと良く輝きます。
花部分拡大。
花部分拡大。
そして、トレンブランの命であるとても繊細な揺れも見事です。
いままで沢山のトレンブランを見てきましたが、このトレンブランの揺れは素晴らしいです、揺れ方にもいろいろあって、スプリングや設置の仕方によりますが、勢いよく同じリズムで揺れ続けるタイプと、滑らかではなくガクガクと揺れてしまうタイプがありますが、このトレンブランの揺れは見事で、一定の方向に揺れ続けるというよりは揺れに強弱があるように思います、素晴らしいです。
息を吹きかけても綺麗に揺れるように出来ていて、身に着けて動いた時にも綺麗に揺れてくれます。
そしてこの葉の表現の美しさ!花がメインならば葉は脇役です、葉を見る時は葉の細かな流れに注目します、立体感があり、葉の先端まで細かく表現されているものが美しいです、もし、これが固く繊細さにかける表現の場合は受ける印象がまったく違うものになってしまう筈です。
そして、この可愛らしい二つのつぼみ、、、、。ゆったりとした重さが感じられます。向きのバランスも絶妙です。
つぼみにはそれぞれダイヤモンドが留められているのも本当に素敵です。
とても可愛いらしいですね。
茎の表現も繊細で細かな銀の粒が掘り出されています。
もう一つの蕾、、。
このトレンブランは本当に良く出来ていて、裏面の美しさも素晴らしいものがあります!
こうして拡大してみると、花びらの裏にまで美しい彫金が施されているのです!
トランブランでここまでこだわっている作品はそうそうありません!
どこから見ても美しいトレンブランです(^o^)
茎の裏も見事な仕上げ、、。
そして嬉しいオリジナルボックス入りです(^o^)
表面のイニシャルはオリジナルの持ち主のものです。
このように綺麗に収まります。
このような飛び抜けて綺麗な作品を見ていると、いつかは姿を消してしまうものなのだろうなと思うと、やはりとても寂しく思います。
箱にはこのトランブランを作った工房の名前が記されています。
ジャケットの襟に付けましたが、ドレスにつけてももちろん綺麗です。
いつまでも風にふるえる花が胸に咲いたような、、、素晴らしいジュエリーだと思います。この作品を横においてパソコンのキーボードを打っていますが、その振動でも綺麗に揺れています。
コンディションはとても良いです。写真では3Dの立体感が出ないのが本当に残念ですが、ジュエリーのみではなくオブジェとしても楽しめるような素晴らしい作品です。
オリジナルボックスの裏には小さなポケットがついていて、中にはブローチ用の小さなピンがついていますが、どのように使うかは不明です。
ホールマークは茎の横に打ち込まれています。