WIESE ゴールドリング
フランスの偉大なジュエラーWIESE作の大変貴重なゴールドリングです。
WIESE作品でリングは滅多にありませんから、見た時にはとても驚きました。中世のテイストを感じる装飾の中に楽器を奏でる女性が配置されているデザインはひと目でWIESE作品だとわかるものです。WIESE作品にはJules Wiese作と息子のLouis Wiese作がありますが、この指輪は息子のLouis Wiese作でしょう。
通常はブローチなどに見られるデザインですが、こうして小さなリングに昇華されるとより濃縮した世界観を感じます。指輪というジュエリーは持ち主と強く結びつきますから、指に嵌めた時の力強さや独特の雰囲気をより強く感じて頂けると思います。作りももちろん素晴らしく、ずっしりとした重みと厚みがあります。
それに、指輪に付着したオレンジ色のパティナの素晴らしい事!ここまで綺麗なパティナはそうそう見られる物ではありません、元からの作品の美しさに加えて時の流れの経年変化の痕跡もしっかりと感じる事ができます。
是非そのままにしてクリーニングなどはしないで頂きたい指輪です。

素晴らしい濃縮された世界観を感じる指輪です。
指に嵌めた時の雰囲気はかなり独特なもので小さなミニチュアアートですね。

正面。

シャンクのデザインも見事と言うほかありません。中世の装飾の影響が伺えます。

反対側。

鷲のホールマークが見えます。
貴重な作品ですから、サイズ変更は出来ればしない方が良いと思います。

WIESEの刻印入り。