古代美術 グレコペルシア紀元前5世紀 インタリオ スフィンクス
紀元前5世紀のグレコペルシアの素晴らしいインタリオ、神話に登場するスフィンクスが水晶に彫られた神秘的な雰囲気の美術館級の作品です。まず市場には出て来ない貴重な作品なのでご紹介出来ることが嬉しいです。
通常のインタリオに比べて2.2cm×1.7cmと大型の作品になります、大きさのある古い作品は珍しく貴重で、これは指輪ではなくペンダント用のサイズです。
プラチナで回転式のフレームを作れば神秘的で美しいペンダントになるでしょう。
グレコペルシアとはギリシャがペルシアに支配されていた時代の事です、インタリオがスカラベ型をしている等、様々な国の様式が混ざっていることが感じられるダイナミックな背景をもったロマン溢れる作品でもあります。
ブログにスフィンクスの神話とスフィンクスがモチーフの芸術作品を掲載していますのでご覧下さい。
スフィンクス Sphinx Σφ?γξ
水晶の最大の魅力はその透明感にあります、まるで永遠に溶けない氷のようで神秘的ですね。水晶はさわるとひんやりと冷たいのも感覚的にとても美しいです。
モチーフに神秘的なスフィンクスが選ばれているのも、水晶ととても相性が良いと思います。
スフィンクスが彫られている部分は綺麗に磨いて仕上げられています。
紀元前5世紀は機械がない時代ですから磨くだけでも大変な作業でした、古い時代のインタリオには魔除けのお守りの意味や自分の信仰する神を彫っていつも身に着けられるようにしていたなど、このようなインタリオは当時位の高い人物のみが所有できた宝石以上の存在だったのです。
丸くカボッション型に仕上げられています。
側面。
古いインタリオの真贋を見る場合に、穴の開け方を確認することは重要です。古いインタリオを真似た偽物もありますので、気を付けた方が良いでしょう。
粘土に押すとスフィンクスが現れます。羽や尾の表現などが繊細です。
スフィンクスの回りを細かな装飾が縁取りをしています。