シェル カメオ ネックレス
アンティークジュエリー の中には作り出されてから現在までの長い時の中で、本来の形からスタイルチェンジされて別のジュエリーに生まれ変わっているものがあります。
このネックレスも本来は1830年〜1840年に作られたピアスとブローチのデミパリュールを、19世紀後期に一つの素敵なネックレスへとスタイルチェンジしたものなのです。
メインモチーフのパーツ。この部分は本来はブローチだったパーツです。
このネックレスの一番大きなパーツは、19世紀初期ならではの薄い金を内側から盛り上げる技法で立体感を出しています。
ドロップ型のパーツ。ドロップ型のパーツが下に垂れ下がっていると胸元が綺麗に見えますね。
このパーツは本来はイヤリングでした。鎖骨上を綺麗に飾ってくれる形のパーツだと思います。
元イヤリングだけあってカメオがはめ込まれた贅沢なパーツです。
カメオ側面。
カメオ側面。
シンプルでゴージャスなデザインのチェーン、このチェーンは1860年くらいのものだと思います。
クラスプ部分。
留め金はこのように外れます。
裏面。
こうして身につけるとカメオ付きの各パーツが、ゴージャスな印象のカメオネックレスです。スタイルチェンジ後のネックレスのデザインは素敵にまとまっていますが、もし本来のデミパリュールの姿に戻したい場合は簡単に加工できます。
全体の立体感はそれほどなく、また豪華な見た目よりも金細工が繊細な作りなので着けやすいと思います。