古代美術 アッカド紀元前2350~2200年 円筒印章
この円筒印章(シリンダーシール)は今から約4千年前のアッカド時代に作られた美術的にも考古学的にも極めて貴重な作品です。通常は小さな印章であることが殆どですが、これは4.6cmもある大きな作品、題材も稀でマスターピースと呼べるでしょう。
マスターピースとは美術的価値、資料的価値共に備えた圧倒的に美しい品物のことです。このシリンダーについてはルーブル美術館、ブリティッシュミュージアムの類似作品と一緒にブログで詳しくご紹介しておりますので、どうぞブログをご覧下さい。
☆マスターピース アッカド円筒印章 〜 生命の源 水神エアの裁き〜☆
粘度にシリンダーインタリオをコロコロと転がすと、この場面が浮かび上がります。これはメソポタミア神話の 生命の源水神エアの裁き のシーンです。
このシーンに関してもブログで詳しく説明しております。
ギルガメッシュが彫られています。
イシムド神はエア神の伝令神です。
雷鳥神アンズー。
戦の神ニヌルタ。
この円筒印章は巨大な貝の軸から作られているのでずっしりと重く、手に持つとひんやりと冷たいです。