ルネサンス リング 指輪 ピンクトルマリン
このような豪奢なルネサンスのリングが大変優れたコンディションで現存していることは非常に稀です。この貴重なリングはルネサンスの第一級の彫金師が持つ、彫刻家としての精密さ、画家としての感覚を併せ持った素晴らしい技術で作られ、ルネサンススタイルの様式美に溢れた当時の選ばれた人たちの為に作られたリングであることを表しています。
ルビーのようにも見える色の濃い八角形のステップカットの大きなピンクトルマリンは精巧な彫金で作り上げられた当時のエナメルが残るベゼルにセットされています。
このリングは中世の宝飾リングの過渡期の影響がみられます。
特に、リングの爪部分に中世のスタイルが残っています。これより後期のルネサンス、バロックの指輪は貴重な石を際立たせるためのよりシンプルな石の留め方へ変わっていきます。また、当時トルマリンは心身の不調からの死を防ぐ効果があると信じられていました。オリジナルの薄水色のエナメルと薄緑色のエナメルが残っているのがわかります。
細いリングが伸びるショルダーにはくるりと外側へ巻き込んだ帯状の装飾がほどこされ、小さな4つ葉が装飾されています。
斜め横から。
斜め横から。
斜め横から。
斜め横から。
ベゼル裏面には白いエナメルが残っています。
ベゼル裏面には白いエナメルが残っています。
ベゼル裏面には白いエナメルが残っています。
ベゼル裏面には白いエナメルが残っています。
素晴らしく豪奢なリングは400年もの長きにわたって現存してきました。遥か彼方から現代へ生き残った貴重なルネサンスのリングはコレクションとしての満足度は非常に高いものがあります。見た目の美しさと長い歴史を乗り越えてきた深み、是非お手にとって感じて頂きたいと思います。ブログも是非ご覧下さい。