ブルーギロッシュエナメルロケット
この作品はアンティークらしい美しさを沢山備えた素敵なロケットペンダントです。
この写真でもお分かり頂けるようにメインのロケット部分のデザインの美しさは申し分ありませんね、中央に花のモチーフを配置し、金、ホワイトエナメル、ペールブルーエナメルで丸く縁取りをしています。外側の彫金を花ではなくどんぐりモチーフでまとめたところに甘さのちょうど良いさじ加減を感じます。
それではこのロケットのどこが素敵なのかお話していきたいと思います。

まず、きちんとした手彫りの仕事です。
手彫りと型の違いはわかっているようで言われないと分からないものです、それについてもまたアンティークレッスンでお話したいと思います。

そしてブルーギロッシュエナメルの仕事です。
ギロッシュエナメルとは金に連続した模様を彫り込んでその上にエナメルを施す技法でアンティークではよく使われる技の一つです。エナメルが半透明の為に、光の加減や見る角度によって色の見え方や輝き方が違ってきます。モワレの見え方に似ています。
このギロッシュエナメルの色は何とも言えない儚く淡いブルーなのも魅力的ですね。

どんぐりの彫金も素敵なポイントの一つ、すべて花でまとめないところにセンスを感じます。

そして、ロケットとチェーン部分をつないでるのがリボンモチーフである事☆この装飾はとても気が利いていますね。

リボンモチーフのアップ。立体的なリボンなのが嬉しいですね。

さらにこのロケットの素敵な所、オリジナルチェーンが本体とお揃いのギロッシュエナメルなんです!これは嬉しいですね。
オリジナルチェーンがついてるジュエリーは少ないものですが、このチェーンはオリジナルであるばかりか、本体とお揃いのギロッシュエナメルのチェーンですから、もう言う事はありませんね。

パーツ一つ一つに綺麗にエナメルが施されています。

内側は空けるとこのようになっていて写真が入るようになっています。

裏面。

全体像。

本体、チェーン、本体とチェーンをつなぐパーツ、全ての流れに統一された美しさを感じます。単にロケットペンダントとは呼べない魅力あるジュエリーだと思います。