オーストリアネックレス
オーストリアのルビーネックレスです。ピンクがかったルビーが大変綺麗です。羽を広げたようなイメージの個性的なデザインですがすっきりとしています。正面から見るととても華奢な作りですが、アンティークならではのハイグレードな作りです。極細のナイフエッジワイヤー(正面から見ると細い線のように見える細工)のプラチナに打たれた細かな美しいミルグレイン。職人の高度な技術が感じられるネックレスです。

個性的ですが、バランスの良いすっきりとしたデザインの良さが魅力です。左右に羽を広げたような装飾、ルビーとパールの扇状の配置の仕方、花と葉の装飾、ペンダント下方のダイヤやパールの使い方、またプラチナワークのデザインなど、全てがとても気の利いたデザインです。細かな細工のバランスの良さがこのネックレスの全体の美しい調和を生み出しています。正面から見るととても細くて華奢な作りに見えますが、そうではありません。アンティークならではのとても丈夫な作りをしているのです。横からの写真でよく分かると思いますのでご覧下さい。

正面から見ると極細の線(ナイフエッジワイヤー)のようにしか見えなくても、このように斜めから見ると、細かなミルグレイン(プラチナ表面の小さな点々)が打たれたプラチナの下にゴールドが張り合わされ充分な厚みがあることが分かります。極細のプラチナに打たれた小さなミルはキリッとしていて大変美しい仕事です。このミルにも出来不出来が大きく別れます。出来の悪いアンティークは繊細ではないつぶれたようなミルが打たれていることが多いです。

ゆるやかな立体感があります。

裏面の仕上げも大変綺麗です。

ペンダント上部に二つの小さなダイヤモンドがアクセントになっているのも、ネックレスとして使用するときにアクセントになって良いですね。シンプルながら気の利いたデザインと高度な技術によって作られたアンティークジュエリーです。