カメオリング ローマ皇帝
フランス1830年〜1840年頃のアンティークカメオリングです。濃い茶色と薄い濃淡のあるベージュのアゲートに、月桂冠を身に着けた古代ローマ皇帝(おそらくジュリアス・シーザー)が彫られています。カメオ、リングともに全てオリジナルの珍しい指輪です。金色と茶色系統のアゲートの組み合わせに上品な落ち着きがありますね。一番最後に身に着けた写真を掲載しましたので是非ご覧になってください。
横から。石は地の部分の表面が綺麗に磨かれて艶があります。またこのカメオは耳の上部が僅かに欠けているのですが、1830年〜1840年に作成された古いカメオで、リングも含めて全てオリジナルの状態であることを考えれば問題のない小さな欠点です。
こうして見ると石の質感が面白いですね、あごから首、肩にかけて少し濃いめのベージュの点々が見えます。
シャンクは全てオリジナルです、このようにシャンク部分に彫金がされているとグッと華やかな印象になります。
金の質感は艶のある仕上げです。
裏面、一周ぐるりと彫金されています。
裏面。
こうして身に着けた写真を見るとリングのバランスの良さや、カメオが落ち着いた色ながら存在感があることが良くわかりますね。濃いベージュ色の石に薄い濃淡のあるベージュの質感が面白いですし、シャンク部分の彫金が華やかです。カメオの大きさも1.9cm×1.4cmと指輪には大きすぎず小さすぎず丁度よい大きさです。