LUCIEN FALIZE リュシアン・ファリーズ サイン無し クロワゾネエナメル ジュエリー
Lucien Falize(リュシアン・ファリーズ)の素晴らしいクロワゾネエナメルのジュエリーです。これは本来はピアスなのですが、現在は片方しか残っていないの で、片耳のピアスとしてお使い頂くか、加工してペンダントとしてお使いになるのが良いと思います。このデザインとエキゾチックな金細工はペルシアンスタイ ルと呼ばれ、クリーム色のエナメルにクロワゾネエナメルの技法でカラフルで鮮やかなエナメルで花が表現された素晴らしい作品です。
この美しいエナメルをご覧ください。
細い金細工を境目にしてエナメルを施す技法をクロワゾネエナメルといいます。拡大するとその素晴らしさが良くわかりますね、エナメルは半透明な部分とマットな部分に別れ、エナメルの表面は若干盛り上がった立体感のあるエナメルです。
この金線は一ミリ以下という繊細さです。
例えばこの赤い小さな花の表現の仕方は、花びらが少しかさなるように奥行きのある表現がされています、とても小さな事なのですが、とても気を使って作られていることがわかります。
トップの彫金です、とてもセンスの良いデザインの金細工ですね。花や鳥がデザインの一部に取り入れられていることがわかります。
花をイメージした彫金、、。
鳥をイメージした彫金、、。
ピアスの金具部分真下です。
美しい金細工です。
彫金細工部分とエナメル細工部分とのつなぎ目のデザインもとても美しいです。
フックのようにひっかけられてゆらゆらと揺れるようになっています。
薄い作りです。
裏面。
本来はこのようにピアスと して使われていましたが、現在は片耳しか残っていません。アシンメトリーなヘアにはとても良く合うと思いますが、金具を加工してペンダントにしても良いと 思います。19世紀の著名なジュエラーによるアンティークジュエリーにはまだサインを入れる習慣がそれほどなかった為に、この作品にはサインがありません が、スタイルと技術から間違いなくFalizeと言える品物です。金具には古い年代を表す馬のホールマークが打たれています。
このようにチェーンで下げましたが、トップの金細工部分に金の輪を二つ設置し、そこにチェーンをつけてもバランスが良いと思います。ただ、ピアスの金具部分には馬のホールマークが打たれているので、そのマークが無くなります。
黒いリボンで下げても素敵です。お値段もFalize作品として大変お求めやすい物になっています。