1750年 パリュール
18世紀のたっぷりした豪奢なパリュールは厚みのある丈夫なシルバーギルトの作り、フランスの古い年代のとても貴重なジュエリーです。
植物文様の流れるような優雅な彫金がオープンワークで表現されています。
ペンダントは花と植物模様のデザインのパーツで構成され、クロスが下げられています、揃いのピアスは可愛らしいリボンのデザインです。当時希少であったルビーとダイヤモンドがあしらわれており、とても贅沢です。
18世紀の古いジュエリーの良さがよく出ており、華やかながら、シックで落ち着いた印象の素敵なジュエリーです。
本物の18世紀のジュエリーは市場でも殆ど見かける事はありません。よく、宮廷から離れた地方で19世紀に作られたジュエリーが18世紀のジュエリーと紹介されている事があります。
何故かというと、18世紀に宮廷で流行した作品のデザインが、19世紀にやや遅れて地方へ渡った事で、18世紀のスタイルで作られた19世紀の作品は実際の年代よりも古く見えるからです。
ペンダントは表も裏もすべてオリジナルの状態を保っています。
大きさは9,3cm×6,8cmと大型です、リボンで下げて使うクラシックなデザインです。
全体的にふっくらと曲線を帯びた作りです。ルビーが留っているところがやや盛り上がった立体感のある作りです。
メインパーツ拡大。
垂れ下がるクロスのモチーフ。
ペンダント裏面。
リボンの装飾の可愛いデザインのピアスです。
ペンダント同様、ルビーとダイヤモンドが留められています。
ピアス真横。
ピアス裏面。
ピアスのピンのみ、付け替えられています。
ペンダントはこのようにリボンで身につけます。
ピアスとあわせて使う事で華やかな印象になります。
身につけると決して派手ではなくシックで上品な印象である事に気がつきますす。
希少な18世紀のジュエリーとして作品自体のコンディションも非常に良いです。
ドレスの胸元に美しく飾られていたことでしょう。