トランジションスタイル ブローチ&ペンダント
このジュエリーは初期アールヌーヴォーといえるジュエリーデザインの流れが感じられるとても興味深い作品です。
ナポレオン3世時代は多くのリバイバルスタイル(過去の様式を蘇らせる)が使われていました、それらはネオゴシック、ネオルネサンス、ネオ16世紀スタイ ルなどですが、才能あるジュエラー達は、過去の作品のリバイバルだけではなく、新しいデザインの可能性を模索していました、その頃、日本の芸術、自然や花 をモチーフにしたルイ16世スタイル、自然からインスピレーションを受けたアブストラクトや、ウィーンのユーゲントシュティールなどにインスパイアされた スタイルから少しづつ彼らはアールヌーヴォースへのスタイルを確立していくのです。このジュエリーもルイ16世スタイルの要素をそのままに、アールヌー ヴォーへのスタイルへ移行していく過渡期のごく初期のもので、そういった意味でデザイン上、とても興味深く美しいデザインに仕上がっています。
サファイヤは透明感のある綺麗な石が使われていて、サファイヤの色に合わせた紺色のリボンで下げると本当に素敵なジュエリーです☆
ブローチ&ペンダントとして使えるようになっています、着用写真も是非ご覧になって下さいね。
透明感のある美しいサファイヤが上下に一つずつ使われています。サファイヤにあわせた紺色の洋服やリボンで下げると本当素敵です。
ダイヤモンドと真珠がちりばめられた花モチーフが中央に取り入れられています。
植物文様。
このシャープなラインは全体のデザイン上で大きなポイントを作っています。
全体的にうねるような曲線をもった作りです。
反対側。
側面。
裏面の作りも非常にしっかりしています。
バチカン部分の花の装飾が可愛らしいですね。
紺色のリボンで下げてみました、可愛くて洗練されたエレガントなデザインが魅力のジュエリーです。裾広がりの三角形のデザインがとても綺麗です。
リボンの付け方も少しかえてみると雰囲気が変わりますね、ブローチにする場合は、ペンダントとしての向きが逆になり、広がり三角形の部分が上にくるようになります。