17世紀 ゴールド ジュエリー

17世紀のとても古い年代 の素晴らしいゴールドジュエリーです。金の色も味わいのある非常に美しい色をしています。全体のコンディションは17世紀のジュエリーとして申し分のない 非常に良い状態、本来はドレスにそのまま縫い付けて着用していた為に裏のブローチピンのみ19世紀につけられた物でオリジナルではありません。現在はブ ローチとして使用出来るようになっています。
当時は金もダイヤモンドも貴重でした。スペインは金を、ポルトガルはダイヤモンドを持っていた事、そしてこのジュエリーのスタイルからスペインかポルトガルのジュエリーと言えます。

このような形のジュエリーは、ドレスの胸元のカッティングに沿って着用されていました。この絵画でいうと丁度胸元の宝石がちりばめられたあたりです。
個人蔵
l’Infante Marie-Anne Victoire d’Espagne
Jean RANC作 1730年頃

この部分です。

斜めから。

反対側。

裏のピンのみオリジナルではありません。裏面は彫金も施されており、非常に綺麗な状態を保っています。

植物の曲線をブローチの丸みにそって表現しています。

このジュエリーのデザイン の美しさの一つに百合の花が取り入れてあるところがあげられます。百合の花はフランス王家の紋章ですから、フランスのジュエリーなのでは?と思われるかも しれませんが、百合の花はイタリアの都フィレンチェや聖母のアートリビュートとしても使われています。
気高く美しいアクセントです。

拡大写真。

拡大写真。金も手で彫って仕上げがされているのが良く分かります。

ブローチとして着用致しました。写真があまり良くなくて申し訳ないのですが、身につけると気品がありエレガントで美しいジュエリーです。

Jean RANC(France, 1674 - Madrid, 1735)はフランスとスペインのフランス人宮廷画家として王家の肖像画を多く書き残しています。彼の描く絵は透き通っていて、かつ肖像画として人物の暖 かみ、同時に触れられないような気高さが感じられ、美しい古の時を想像することが出来ます。
スペイン王女Marie-Anne Victoireの肖像です。