エスクラバージュ ネックレス
19世紀初期の繊細なネッ クレスです。このネックレスのデザインはエスクラバージュと呼ばれ、通常、結婚の際に新郎から新婦へと贈られる贈り物として、フランスのパリ、ブレス、 オーベルニュ、ノルマンディーなどに18世紀前後に広っていったものですが、結婚以外のジュエリーの中のデザインにもこのスタイルが見られます。
エスクラバージュは通常3本の長さの違うチェーンを3つの装飾用のパーツで留めたデザインが多いですが、このネックレスは5本のチェーンが使われていま す、その中の一本はアクセントをかねて蝶の装飾のチェーンになっており大変美しい仕上がりです。3つの装飾用のパーツは薄いプレート状の作りですが、丁寧 で繊細な仕事が施され、19世紀初期のジュエリーの美しさを感じます。写真でみると派手で身につけられないような印象かもしれませんが、決して派手ではな く、上品で繊細で実際に肌に乗せると肌馴染みが良くつけやすいジュエリーです。
軽やかなパーツがしなやかに首回りにそってくれます。

側面。

パーツ拡大。

チェーン拡大。

大変薄く繊細な作りです。

希少なオリジナルのクラスプが残っています。